和柄 -Japanese Pattern-

日本人の美意識にかなう紋様

それぞれの国や文化で、好まれる色合いや柄のパターンなどは異なるものです。
原色を用いた明るい柄や落ち着いた色合いのパターンなどが愛される地域があります。
日本でもやはり、独自の色合いや柄が発展し、日本人の美意識にかなう紋様が作り出されてきました。
そうした日本古来伝わる柄もしくはパターンのことを和柄と総称しています。

とりわけ、日本人は季節の移り変わりを大事にしますので、和柄の中にも自然の様子を映しこんだものが多くあります。
そうした自然との調和が日本人の美意識であり、服や小物などいろいろなものに合わせても、ぴったりと調和よく組み合わさる理由です。

たくさんの種類がある和柄

和柄にはたくさんの種類がありますが、どの紋様にも意味があって、自然とのつながりを教えてくれるものばかりです。
代表的な和柄と言えば、桜が挙げられるでしょう。
その名の通り、桜の花から取られたもので、日本人のみならず外国人にも人気の柄です。
華やかさがありますので、いろいろなシーンで用いられ、季節に関係なく使用される柄です。

また、青海波という紋様は、青と紺の色を用い、波の形をモチーフにした柄で、これも代表的な和柄です。
日本と海とは切っても切れない関係にありますので、和のイメージをしっかりと伝えているパターンでしょう。
波が穏やかに打っている様から、平安とか繁栄という意味を伝え、縁起物に使われることもあります。

また、和柄の中にも幾何学的な紋様を持つものもたくさんあり、独特の美しさを持っています。
たとえば、市松模様は、白と黒など二色の色を、正方形のマスにして交互に重ねた柄で、江戸時代から伝わる古の美しいパターンです。

また、縦縞を上手に用いるのも和柄の特徴です。
もちろん、世界中に縞を使った紋様は数多ありますが、日本独自の太さや色のパターンを持っています。
歌舞伎の幕に縦縞の柄が使われることからも分かるように、伝統的な和柄の1つで、日本人の文化に深く入り込んでいます。

さらに、亀甲模様も和柄の代表の1つです。
亀の甲羅を模していて、パターンを美しく作りやすいことや、長寿の亀のイメージからおめでたい雰囲気もあり、昔からよく使われています。

和柄を積極的に使ったものが増えている

和柄はとても伝統のあるパターンですが、現代でも洋服や雑貨、インテリア、包装紙などに取り入れられ、日本の文化の中でしっかりと根付いています。
また、桜や梅などの華やかな色合いの和柄は外国人の受けもいいため、お土産の品を含め、様々なシーンで世界中に発信されています。
これからも、和柄の良さが認識され、さらに多くの場面で使われることが期待されます。